ファイル形式とビットレート

ボイスサンプル宅録 実践

ファイル形式は世の中にたくさんありますが、音声ファイルの場合

「wav」「 mp3」を知っておけば大丈夫です。

しかし、、、、

[wav  24bit  48kh  mono]

[ wav  16bit  48khmono] 

[wav  24bit  44.1kh STREO]

[wav  24bit  48kh STREO] 

[wav  24bit  96kh STREO]   

[mp3  16bit 320kpbs STREO]  

[mp3  16bit 126kpbs mono]    ・・・etx

などなど、、、多様な組み合わせが存在します

[wav  24bit 48kh mono]  [bit] [kh]  とはなんぞや?

細かく解説すると長くなるので、簡単いうと「解像度」で、数値が高いほど良い音 となるのです。映像だと[HD][4K][8K]などありますが、[4K]は確かに綺麗ですよね

wav

「ワブ」と呼ばれる事が多い。「ダブリューエーブイ」と呼ぶ人もいます。

拡張子は「.wav」

非圧縮(音を圧縮しない方式)のファイルで、録り音のままの音質になる。

その分ファイル容量がおおきくなり、5分程度の音源で50MBにもなる。

非圧縮の音質なので、企業案件での納品は「wav」が望ましいです。

解像度は、[wav  24bit  48kh mono]又は、[wav  16bit  48kh mono] が喜ばれます。

以前勤めてたスタジオでは、指定がなければ[wav  16bit  48kh mono] で納品していました。

「ワブのニーヨン、ヨンパチのモノで納品してください」

と言われる事もあるので、その場合、一旦落ち着いて

[wav  24bit  48kh mono] と脳内で訳してくださいね。

mp3

「エムピースリー」と呼ばれる。拡張子は[.mp3]

人間に聞こえない範囲をカットし、容量を小さくしたもの。

圧縮したからと言って、wavよりも、凄く音が劣化する事はないです。

DWAでmp3に書き出し時に「●●●kbit/s 441000hz」といった、選択タブが出るとおもいますが、「320kbit/s 441000hz」を選択すれば大丈夫!

「kbit/s」の数値が大きいほど、圧縮率は小く、原音に近い音になるのですが

「320kbit/s」もあれば、非圧縮の[wav]とほぼ変わりなく聞こえます。

「mp3でデータください」と言われ、ビットレートの指定までする方は、まずいません。なので迷ったら「320kbit/s 441000hz」!で良いでしょう!

間違っても「ビットレートはどうしますか?」なんて聞き返さないでください!

「え~・・・確認しますので、折り返します・・・」

なんて手間が増え、時間も余分に発生する事態になります。

指定が無ければ、「320kbit/s 441000hz」で大丈夫!

尚、mp3は16bitのみです。

テープオーディションやHP掲載用の場合、wavだと容量が大きすぎ、ファイルの受け手が困ってしまいますので、mp3形式がBEST!

AIFF

「エーアイエフエフ」と呼ばれる事がほとんど。

アップル社が開発した形式で[wav]と同じく非圧縮の形式。

ちなみに[wav]はマイクロソフト社が開発したモノ。

基本両者とも同じ非圧縮。指定がない限り[AIFF]形式は滅多に登場しません。

「へ~こんな形式があるんだ」程度に覚えておきましょう!

ogg

一昔前のアプリ用音声で使われてましたね。

「ogg形式で納品してください」は、現在ほぼ聞かないので

「へ~こんな形式があるんだ」程度に覚えておきましょう!

収録する時、DAWの設定は 24bit/48kHzで

収録する時、DAWの設定は 24bit/48kHzに収録しましょう!

書き出し時に必要な形式にします

●企業案件→→

[wav 24bit/48kHz  mono]又は[wav 16bit/48kHz mono] [wav 16bit/44.1kHz mono]

クライアント様に事前に確認しましょう

●テープオーディション・事務所提出→→ 

[wav 16bit/44.1kHz ]   又は [mp3  16bit 320kpbs]

基本mono・stereo、どっちでも良い

●CDRに焼き付けて音楽CDを作る→→

[wav 16bit/44.1kHz ] 

mono・stereo、どっちでも良い

低解像度から高解像度への変換は禁忌!

[wav 24bit/48kHz]から[wav 16bit/44.1kHz ]または[mp3]への変換は問題ありませんが、
[mp3]から[wav]、[wav 16bit/44.1kHz]から[wav 24bit/48kHz]への変換は禁忌です!

[mp3]から[wav]へ変換しても、ファイルは[wav]ですが、中身は[mp3]の音質のままです、、、

よく勘違いされる方が多い事項です。ダウングレードした音は、元に戻りません。

特に、[16bit]から[24bit][44.1kHz]から[48kHz]に変換すると、歪が発生することがあります。

禁忌事項なので注意してください

mono と stereo

音声ファイルはmonoで書き出すのが一般的です

monoで収録した音源をstereoで書き出しても、何となく広がりが増したような気がしますが、

monoと何ら変わらない音です

mono音源は細工を施さない限り、stereoで書き出してもmonoと変わらないのです。

ボイスサンプルにBGMを付ける時はステレオで書き出ししましょう。

BGMはほぼステレオ形式です。monoにすると、BGMの音の広がりが無になってしまうので、ステレオにします。