音の編集1-基本セッティング-コンプレッサー

実践

前日に「明日の昼までに、頂戴ね~」とマネージャーから連絡、、、

こいつ、ぶっ飛ばしてやる、、、と拳を握りしめた経験はありますか?

たとえ無理と思っても、事務所からの指示に逆らうことはできません、、、

そう!テープオーディションのサンプル録りには、時間をかけられません!

悠長に-14LUFS のボイスサンプル編集してる暇ありません!

なので

-16LUF~-18LUFSを目指して作れば良いのではと。

-16LUFSなら、苦労なく?作れます

声量の大きい箇所は、「コンプレッサー」で潰す

大きい音量を、いかにして綺麗に潰して整えるか、、 これにかかってます!

※声量差の少ないナレーションは、比較的簡単に-14LUFSを狙えます

音量のデカい箇所の音処理、その時必須なのがコンプレッサーです!

コンプレッサーなしで、音圧上げはできません

編集時に絶対必須なプラグインですが

音の変化を実感できないのがコンプレッサー

仕組みとか覚えるとメチャ時間かかります、、、

なのでとりあえず、以下のセッティングで何とかなります

アレンジャー、作曲家、エンジニアを目指すわけではありません

覚える時間があるならば、お芝居の練習・研究に費やすほうが良いです!!

まず、DAWソフトのマスタートラックに「イコライザー」を用意します

そして次の段に「コンプレッサー」を用意します

そして、プリセットから

「VoiceOver」又は「speech」を呼び出してください(使用ソフトによって名称が異なります)

両方ともなければ「Vocal」でもいいでしょう

で、録音した音声を聞きながら、スレッショルドスレッショルド(threshold)のメーターをグイッと下げ

不自然にならない数値まで下げます。深めに掛けます

コンプレッサーの扱いはとても奥深いのですが、最初のうちはこの方法で十分です

コンプレサーの2段掛け!

次段にイコライザーを用意してください

そして

またコンプレサーを用意してください!コンプの2段掛けです!

ここでのコンプレサーでは、プリセットで「マスタリング」を呼び出してください。
マスタリングでも
いろんな種類がありますが、解らないうちはなんでも良いです
再生しながら、良いなと感じたものを使ってください
2段目のコンプは、スレッショルドスレッショルド値をあまり深く掛けすぎないのがコツ。
再生しながら、良いポイントを探ってください

最後に「リミッター」と「ラウドネスメーター」

最後に「リッミター」を用意してください

使い方が解らない方は

何も考えずアウトップト値を「ー1」 

スレッショルド値「ー1」下げてください

コレで、音割れ防止になります

で、最後の最後は「ラウドネスメーター」メータを見ながら、

2段目のコンプレッサーのアウトプットゲインを上げ

ラウドネスメーターが-16LUF付近で振れるように設定!

と、駆け足で、簡単に説明しましたが、、、、、

私がよく使うセッティングの基本形です。

ここから更に、味付けしていきます!

実際はとーても難しいです。

ノイズだらけ、、、リミッターのスレッショルド値を下げると、

音色が変わる、、、ノイズが増える、、、どうしよう、、、

となるはずです。 

ハッキリ言うと有料の「ノイズリダクション」というプラグインが無いと厳しいです。

使いこなせるまでに時間が掛かりますが、良い設定が見つかったらテンプレートして保存してくださいね

使いこなせるまでに、毎日いじって半年、たまにしか触らない方は、1~2年は見たほうが良いかも、、、、

簡単にまとめると

マスタトラックには

1 イコライザー   

2 コンプレサー   プリセット 「VoiceOver」又は「speech」 スレッショルド深め

3 イコライザー

4 コンプレサー  プリセット「マスタリング」 スレッショルドは浅め

5 リミッター

↓ 

6  ラウドネスメーター

※ノイズリダクションがある場合、いちばん最初の段に用意します

と、なりましたね

音の編集には正解がありません。あくまでも、わたくし個人のやり方です。

慣れてきたら、各々でいろんな編集方法を研究してみてください!

次は、このセッティングでまま

「イコライザー」の解説です